小湊鐵道といすみ鉄道の境界
2018-02-21
上総中野駅、養老渓谷方の
分岐器付近にあります。



※路線草刈りの際に撮影、敷地内作業届出済。
私が小学生の時に初めて見たとき(昭和60年頃)は
きっちりと白地に黒文字で「小湊」「いすみ」と書かれていました。
おそらく経年劣化により白のペンキが剥がれあるいは薄くなり、文字の黒だけ残った状態と思われます。
また、木原線時代は大原方小湊1番線の分岐付近にもありました。いすみ鉄道転換のさい
上総中野無人化・養老渓谷間スタフ閉塞化により本線を切断したため、同時に撤去されたのかも知れません。
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小湊鐵道、2017年度グッドデザイン賞を受賞
2017-10-04
小湊鐵道ホームページ発表1957年に通商産業省(現経済産業省)によって創設された「グッドデザイン商品選定制度(通称Gマーク制度)」
約60年にわたって実施され、その対象はデザインのあらゆる領域にわたり、受賞数は毎年約1,200件、60年間で約44,000件に及んでいます。また、グッドデザイン賞を受賞したデザインには「Gマーク」をつけることが認められます。「Gマーク」は創設以来半世紀以上にわたり、「よいデザイン」の指標として、その役割を果たし続けています。

その名誉ある賞にこのたび「小湊鐵道株式會社」が選ばれました。
鉄道のみならず、里山連合に代表される沿線の人々と、行政など
一体となった「里おこし」
その里山の案内役「里山トロッコ列車」
養老渓谷駅逆開発事業
などなと、包括的な受賞とレポートされています。
誠ににおめでとうございます。

管理人としては逆開発に関わらせて頂いています。
ボランティアで測量や全体基準高の決定など設計会社と詰めさせていただいたりと・・・

しかし、業者の造園屋さんの名前はあっても、私んちがないのはかなり残念です。。。
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「板谷トンネル」の水路に住む謎の魚!
2016-10-06
書庫に迷いましたが、トンネルの話題という事で・・・市原市と大多喜町の境で、東京湾に注ぐ「養老川水系」と太平洋に注ぐ「夷隅川水系」に
分かれる「分水嶺」、さらに小湊鐵道標高最高地点の
「板谷トンネル」
今回、沿線草刈りをさせて頂いたので「合法的に」見学することができました。

↑上総中野側から撮影。
この上総中野側(大多喜)のトンネル坑口(写真左側)には水路があり、山から水が来ています。
これがやがては板谷川になり、中野で西畑川に合流、さらに総元で夷隅川に合流します。
トンネルの中には側溝があって、これは土のうで塞がれてこちらへは流れず反対に流れていますので、

左の水路は太平洋へ、右の側溝は東京湾へ流れています。
ほんの数メートル違う水ですが、運命は違っているようですwww
さて、反対の養老渓谷(市原)側ですが

こちらも山からの水が線路の脇を流れ、ちょっとした渓流になっていますが
良く見ると、何だかサカナが泳いでいるではありませんか!!
大多喜側にはいません。またトンネル内の側溝にも住んでいました



釣りが好きて川のサカナ大好きな私にとっては、どうしても何かを知りたい!!
という訳で、ヒルが生息しているのも忘れて素手で掴んでみたんです。

ヨシノボリやウキゴリのハゼ類のような・・・・・・
でも違いますね。
バケツ(なんであるんだよw)に入れると

ドジョウとハゼが結婚したような感じ。
帰宅後、調べてみたらどうやらこれ↓↓
ホトケドジョウ
↑うぃきより転載
ホトケドジョウ(仏泥鰌、仏鰌、学名:Lefua echigonia)は、条鰭綱コイ目タニノボリ科に属する魚類である。
上目 : 骨鰾上目 Ostariophysi
目 : コイ目 Cypriniformes
科 : タニノボリ科 Balitoridae
亜科 : フクドジョウ亜科
Nemacheilinae
属 : ホトケドジョウ属 Lefua
種 : ホトケドジョウ
L. echigonia
学名
Lefua echigonia
Jordan and Richardson, 1907
和名
ホトケドジョウ
ホトケドジョウ(仏泥鰌、仏鰌、学名:Lefua echigonia)は、条鰭綱コイ目タニノボリ科に属する魚類である。
形態
成魚の体長は最大でおよそ6cm。体形は太短く、断面は円筒形。頭部は上下に扁平である。体色は茶褐色から赤褐色で、体には黒点が散在している。
口ひげは4対で合計8本あり、3対が上唇より、残り1対が鼻孔より発達し、吻の上方に出る。
生態
日本固有種で、青森県、中国地方西部を除く本州、四国に分布する。
水温が低く流れの緩やかな河川や湿地、水田等に生息する。あまり底層には潜らず、単独で中層の水草の間を泳ぎ回ることが多い。
食性は雑食で、魚類、甲殻類、藻類等を食べる。
繁殖形態は卵生で、3-6月に水草や水中の枯草、落ち葉等に卵を産む。卵は球形で粘着性がある。繁殖期には1尾の雌を数尾の雄が追尾する。産卵後2日から3日で孵化する。生後1-2年で成熟する。
なお、渓流に生息するものも同種とされていたが、現在ではナガレホトケドジョウとして別種とされている。
保全状態評価
絶滅危惧IB類(EN)(環境省レッドリスト)
開発による生息地の減少に伴い、生息数は激減している。
人間との関係[編集]
観賞魚として飼育されることがある。高水温には弱いため注意が必要である。ペットショップ等で販売されることもあるが、日本に分布する種で生息数が減少しているが、河川への流出は遺伝子汚染や病気の伝播等が考えられるので慎むべきだとされている。
へぇ~~~~~!!
この魚、実は地元でも捕まえたことがありますが確かに水が綺麗な上流でほんの稀に居ました。
また学校下踏切の側溝の中には少し大き目な、ナマズのような形した魚が泳いでいました。
これはもしかしたらカワバチか何かだと思います。
養老川の豊かさは、こんな上流というか水源地に近い所から証明されているようですね。
ところで、なんで反対の大多喜側には居ないのでしょうか。
タイミングの問題?まあ崖崩れをしましたし、たまたまなんでしょうね。
(この場所へは小湊鐵道除草作業で、正式な手続き・指令への届けの上立ち入りをしています。念のため)
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五井駅0キロポスト
2016-09-30

小湊鉄道 五井駅
言わずと知れた小湊鉄道の起点駅……
なんですが、
実は、五井駅はキロ程で言うと
0km105mとなっています。
たぶん駅中心です。
で、本当の0キロは……

入出庫引上線の

ここにあります。
終点上総中野駅は、ここより39km187mです!
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月崎第二トンネルに隠された幻の踏切
2015-07-22


月崎第二トンネル
全長わずか20.1m
キハ200の1両分しかありません。
筆者はずっと不思議でした、
なぜ切通しにしなかったのか
この先、大久保の築堤は埋め立て土がぜんぜん足りず
里見方面から小型蒸気機関車とトロッコで運んだという記録があります。
だったらなぜにこの短いトンネル取って、土砂をねん出しなかったのか・・・・・・
ですが、ひょんな事からこのたび謎が解決したのでご報告です。
まずは、
もう一つ、私にとっては謎なことがあったのですが・・・・

遠山あき先生の「小湊鐵道の今昔」
これぞ小湊鐵道のバイブル的な著書ですが
126ページの写真

※わざと解像度を落としてあります。詳しくは「小湊鐵道の今昔」をご参照ください。
もしお求めの際は月崎駅前の朝日屋さんで販売されています。
月崎2号踏切の写真とあります。
蒸気機関車と渡来チックな踏切、2号機関車の後ろにトンネルが写っています。
現在の小湊鐵道踏切名一覧表にも、この月崎2号踏切は消えていて、はたして何処に存在していたのかも
不思議でした。
ですが先日、工事の打ち合わせでこの現地周辺の古地図を小湊鐵道からお借りしたら
このトンネルと幻の踏切の関係がはっきりと分かったんです!!
その資料をアップする訳に行きませんので、私の手書き平面図をご覧ください↓

↑クリックすると拡大します。
実は現道の県道大多喜・君津線は、バイパス工事により道路改良されていました。
旧県道は、大多喜方面から来ていったん現在の小湊線線路を横断するように右カーブし
今度は坂道で丘を越えていました。
この坂道の下に月崎方面から低い路面高の小湊鐵道が建設されることになり、切通しにしてしまうと
道路が無くなって新たに橋を架けないといけないことから、トンネルでアンダーパスされる事になったのですね。
こうして、ほとんど陸橋としての機能として短い「月崎第二トンネル」
それと「月崎2号踏切」が存在し、
県道が真っ直ぐにバイパス工事を受けてからは、月崎第二トンネルは「短いただのトンネル」としてそのまま、
「月崎2号踏切」は役目を終え「幻の踏切」となったようです。

↑月崎2号踏切があった、であろう位置から撮影
仕事の下見でトンネルの真上に入りましたが
残念ながら道路跡はすっかりと草や竹で覆われています。
またヤマビルが多く、同行の小湊鐵道職員の方は食われてしまっていました。
いやはや、短いトンネルにはちゃんとに訳があったんですねぇ。

※月崎2号踏切の画像の印刷物を資料としてお借りしましたが、著作権がはっきり出来ませんのでアップをしませんでした。
もし可能でしたら現在の画像と並べてみたいと思います。
取材協力:小湊鐵道鉄道部
カテゴリ :小湊鐵道 鉄道構造物
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