小湊鐵道キハ200運転体験 ブレーキの分かり辛い部分の解説

 2012-07-15
私も偉そうな事言える立場ではないですが、

小湊鐵道キハ200運転体験で、講習でもあまり触れない「ブレーキ操作」について、

私の分かる範囲で書いて見たいと思います。


まず、「電車でGO」というゲームがあります。

あれは最近の電車ですので、残念ながらあの感覚でキハ200ブレーキ操作は全く通じません。


通常でしたら、ブレーキ弁ハンドルをひねった量でブレーキ力は保持してくれますが、

そうではないんです。そこが一番難しくて、非常に困る所でもあります。

jpeg0759.jpg

写真は全くブレーキがかかっていない状態、ブレーキ弁ハンドルも「ユルメ、込め位置」になってますね。

それと写真中央、圧力計の黒い針釣り合い針が中立になってます。この状態を覚えておいてください。

通常主幹制御器(ノッチ)を使って力行していたり、惰行している時はこの位置だというのはお分かりですね。

さて、運転体験ですとブレーキをかける位置の目標で(B)標識が建ってますが、

ここからブレーキ弁ハンドルをひねり始めるとちょっと遅い可能性があります。

なぜなら、「ブレーキ弁ハンドル常用に入れて初めて列車に制動を与える事になる」のです

写真にて説明しましょう。

jpeg075611.jpg

いま、ブレーキ弁ハンドルは「ユルメ位置」になってませんね!!

でも、この状態ではブレーキ力は全く働いておりません。

黄緑の矢印の釣り合い針も直立のまま、と言う事もそれを意味しております。

話を戻しますと、15kmまで加速し惰行、写真のように準備としてこの常用制動の手前「重なり位置」までブレーキ弁ハンドルを持って行っておき(B)標識ですぐに常用制動が掛けられるようにしておいて構わないのです。

現に、本線運転士さんたちも遮断機、警報機が無い踏切など危険個所では力行しながらでもこの位置までブレーキ弁ハンドルを持って行っていつでも制動が掛けられるようにしているそうです。


そしていよいよ目安の(B)標識から常用制動を使い実際にブレーキを掛けます。

コツとしては、チョットだけ常用ブレーキの範囲に入れれば十分です。

奥に入れる必要はありません。あまり奥に入れると非常ブレーキ帯に引っ掛かり1発で非常制動になります。

それを防ぐためにも、常用ブレーキ帯は手前の方を使うようにします。

ただし、重なりと常用の境目なんてブレーキに書いてませんから・・・・・・・

そうですね、ハンドルを手前真っすぐ位の所より少し右位の位置でしょうか、その常用ブレーキ位置に持って行くと、釣り合い針が左に動きます。

常用制動帯にブレーキ弁ハンドルを持って行く事を「減圧」と言います。

ですが息つく暇もなく、常用制動帯に入れっぱなしだと、みるみるブレーキ力を込めて行ってしまう事になります。車でいうと、ブレーキをドンドン強く踏んで行くとブレーキ力は強くなっていきますよね。
ブレーキ力が強くなるにつれ、釣り合い針が左に振れて行きます。

車のブレーキペダルをある程度の加減で止めて調整する作業と全く同じ事で、丁度良い量でブレーキ力を保持する事をしなくてはなりません。jpeg0757.jpg

↑写真のブレーキハンドル位置が常用ブレーキが入っている位置です。「釣り合い針」が左に振れて居るのが分かりますね。この状態が減圧を行っている最中となります。

繰り返しになりますが、この状態をずっと続けていると、ドンドンとブレーキが強くなる一方(減圧量が増え続ける)ですのですぐに停まってしまいます。

ここが、現在の車両と大きく違う操作です!!

常用を掛けて釣り合い針が左に振れ、車両にもよりますが写真の圧力計で言うと400Kpaの少し手前まで釣り合い針が到達したら、すぐに「重なり」位置に戻します。(下写真がその状態です。釣り合い針が強めですが・・・)
この「重なり」位置こそが、一定のブレーキ力を保持する場所であります。(減圧量決め)

jpeg0758.jpg


この時も、あまり戻し過ぎると折角かけたブレーキ力が保持されず、段々と釣り合い針が戻っていってしまう(ブレーキ力が抜けて行ってしまう)ので常用制動帯のすぐ近く(写真のハンドル角度がそうです)で待つようにします。


しばらくその状態で「我慢」して、ブレーキ力が足りないなと思ったら再度常用ブレーキ帯に入れ重なりへ戻します。

逆に手前に停止しそうだったら、早め早めにブレーキハンドルを戻して調整します。

ただし、完全にユルメ位置まで戻してしまいますとまたブレーキ力は0になりますので、同じ作業をもう1回やらなければなりません。(常用→重なりと停止位置直前では難しい)

ですので、最善な方法はブレーキを少し強めに掛けておいて、停止位置に近付いたら重なり位置をユルメ位置の方に少しだけひねり、すぐにまた重なりに戻せば、減らしたブレーキ力を保持したまま停止位置に接近出来ます。あとの微調整は、1回2回の参加ではなかなか会得出来ません。

現に私はもう12回やってますが、全くといって良いほど下手くそのままなんです。


だから、リベンジしたくなるんですよね(笑)


以上、まとまらない説明ではありますがご参考になればと恥を覚悟で記事にしてみました。

※最後に、「千葉方を運転する時はオーバーランするけど養老渓谷方を運転する時は手前に停まる・・・」
という話をよ~~~く、聞くのですが、それにはちゃんとに理由があります。

堂々と書く訳には行きませんので、ヒントをば。

千葉方は、引き上げ線があるのでアタリがありませんよね。
しかし、養老渓谷方は貨車や、最近ではモーターカーが置いてあったりしますので、
運転体験停止位置から余裕長があるとは言えません。

そんな訳で、ブレーキをかける目安の(B)標識位置が・・・・・・・・

と言う事です。
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