え?ユンボで鉄道車両を移動?
2020-10-19
あれはまだ春暖かい日々だったような。ある方から、ポッポの丘での仕事のご依頼(もちろん本業)を受けまして
ご相談をいただきました。
なんと、鉄道車両が増えるので造成工事と
すでに展示してある車両の土台もついでに治して平らにしたいと。
しかもクレーンを使わずやりたいと・・・・・・
え、経験ないですけど
とりあえずやってみようと。

対象は久留里線で活躍したキハ38-1
多少の不陸があり、車体が一部不安定な格好をしていましたので
砕石地盤の高さ整正工事を行う必要がありました。
では、どうやったかというと。
のちにやってくるクモニ83とクハ103の展示用線路を前につなぎ
ユンボで引っ張り、一時的に移動。
工事を行い平らになって完成したら再度展示用線路を敷いて
もとに戻すといった段取りです。
いやぁ、なんせ鉄道車両をユンボで引くなんて初めてです。
なんとなく引くのは簡単だとは思っていました。人間数人でも押せるような転がり具合ですから。
しかし、ブレーキが利かないので止めるにはどうしたものかと。
結果、前引き後押しのユンボプッシュプルとなりまして。



なかなか大変でしたが移動は大成功。


展示していた線路を一時どかして整地のやり直し。



実は結構面白かったですwww
現在は隣に車両も増え、お客さんも増えたようで何よりです。
保存車両は各保存会によって管理がなされております。
もちろんお金は会員等の善意で成り立っている訳でして
こういう工事の時は、材料費と人件費、消耗品費のみいただく事になります。
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