月崎第二トンネルに隠された幻の踏切

 2015-07-22
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月崎第二トンネル

全長わずか20.1m

キハ200の1両分しかありません。
筆者はずっと不思議でした、

なぜ切通しにしなかったのか

この先、大久保の築堤は埋め立て土がぜんぜん足りず
里見方面から小型蒸気機関車とトロッコで運んだという記録があります。

だったらなぜにこの短いトンネル取って、土砂をねん出しなかったのか・・・・・・

ですが、ひょんな事からこのたび謎が解決したのでご報告です。

まずは、

もう一つ、私にとっては謎なことがあったのですが・・・・

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遠山あき先生の「小湊鐵道の今昔」
これぞ小湊鐵道のバイブル的な著書ですが

126ページの写真

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※わざと解像度を落としてあります。詳しくは「小湊鐵道の今昔」をご参照ください。
もしお求めの際は月崎駅前の朝日屋さんで販売されています。

月崎2号踏切の写真とあります。

蒸気機関車と渡来チックな踏切、2号機関車の後ろにトンネルが写っています。

現在の小湊鐵道踏切名一覧表にも、この月崎2号踏切は消えていて、はたして何処に存在していたのかも
不思議でした。

ですが先日、工事の打ち合わせでこの現地周辺の古地図を小湊鐵道からお借りしたら

このトンネルと幻の踏切の関係がはっきりと分かったんです!!

その資料をアップする訳に行きませんので、私の手書き平面図をご覧ください↓

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↑クリックすると拡大します。

実は現道の県道大多喜・君津線は、バイパス工事により道路改良されていました。

旧県道は、大多喜方面から来ていったん現在の小湊線線路を横断するように右カーブし
今度は坂道で丘を越えていました。
この坂道の下に月崎方面から低い路面高の小湊鐵道が建設されることになり、切通しにしてしまうと
道路が無くなって新たに橋を架けないといけないことから、トンネルでアンダーパスされる事になったのですね。

こうして、ほとんど陸橋としての機能として短い「月崎第二トンネル」
それと「月崎2号踏切」が存在し、
県道が真っ直ぐにバイパス工事を受けてからは、月崎第二トンネルは「短いただのトンネル」としてそのまま、
「月崎2号踏切」は役目を終え「幻の踏切」となったようです。


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↑月崎2号踏切があった、であろう位置から撮影

仕事の下見でトンネルの真上に入りましたが
残念ながら道路跡はすっかりと草や竹で覆われています。
またヤマビルが多く、同行の小湊鐵道職員の方は食われてしまっていました。

いやはや、短いトンネルにはちゃんとに訳があったんですねぇ。

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※月崎2号踏切の画像の印刷物を資料としてお借りしましたが、著作権がはっきり出来ませんのでアップをしませんでした。
もし可能でしたら現在の画像と並べてみたいと思います。

取材協力:小湊鐵道鉄道部





カテゴリ :小湊鐵道 鉄道構造物 トラックバック(0) コメント(-)
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